雑草対策工事:中山墓地

前回に引き続き、本日も雑草対策工事の施工事例をご紹介させていただきます。

昨日も申しましたが、雑草はお墓を管理する上で一番の大敵と言っていい相手であり、特に夏場はその対策に頭を悩ませる季節です。

雑草対策をして夏場を迎えるかどうかで、ひと夏を越えた後のお墓の状態がまったく違っている、そんなこともありえます。

これから本格的な夏を迎えるにあたって、その真価が発揮されるリフォーム工事だと言ってもいいでしょう。

 

さて、今回の現場は弊社から車で二十分ほどの、中山町の共同墓地です。

これまでもしばしばお世話になり、当ブログでもいくつも工事をご報告してきた墓地のひとつですね。

では早速現場をご案内いたしますと、このようなところです。

 

 

作業のポイントだけを撮影しているので、全体像が把握しにくい写真ですが、二基の石塔が並んだ墓地です。

弊社の雑草対策工事につきましては、これまでにもご紹介してきました通り、基本的には「草の生えにくい土」というものを使います。

元々墓所の中に入れられている普通の土の上に、プラスして入れるものです。

そのため、何もしない状態で入れようと思うと、巻石の内側からあふれ出してしまうことになります。

そうならないように、まずは元の土をいくらか削って搬出し、表面を下げておくのが普通の施工手順なのですが、こちらの区画の場合、「削土」ではなく逆に「マサ土補充」とボードに記されていますね。

実はわたくし、この現場に帯同していませんので、推測するだけなのですが、おそらく元から墓所内の土がかなり痩せていたんじゃないかと思われます。

土を補充してから、草の生えにくい土を施工するくらいでちょうどよかったのだろう、と。

 

 

上の写真は、土を補充した上に、もう草の生えにくい土を敷いて、作業がほぼ済んだ段階です。

草の生えにくい土は、自然土由来ではありますが、砂のように非常に粒子が細かいもので、まず乾いた状態のそれを満遍なく土の上に敷き詰めます。

ついで足で踏むなどして転圧をかけ、さらにその上から水をいっぱいかけてコテなどで押さえ、締め込みます。

上の写真をご覧いただいても、水をたっぷり含んでいるのがおわかりになるかと思います。

 

その後水が引けば、草の生えにくい土はセメントを思わせるほど固く締まって、雑草の根を寄せ付けなくなり、しかもセメントと違って水は通すという優れモノです。

で、この上に玉砂利を敷けば、作業は完了となります。

 

 

もちろん、草の生えにくい土と言っても、完全に万能ではありません。

たとえば上に敷いた玉砂利が多少は保水力を持つので、雑草の種が飛んで来れば、玉砂利の間に薄く根を張ることはありますし、100%のメンテナンス・フリーとは言えません。

ただ、それらの雑草が深く深く根付くことは妨げますし、ある程度定期的にお墓参りをされるならば、その際の草引きの苦労は、施工前と施工後では段違いになります。

お墓参りは何と言っても、人が行ってご先祖様に手を合わせるものであり、草の生えにくい土は人の手を無用にするものではなく、人を補助するものだとお考えくださるといいかと思います。

 

中山墓地での雑草対策工事、これにて完成です。