新規建墓・お墓のリフォーム工事⑤:五条西山共同墓地

長らくお伝えしている、五条西山共同墓地での工事の続きです。

表題の通り、メインは新規建墓工事です。

ありがたいことです。

さらに、新しいお墓および霊標を建てることに加え、巻石をリフォームしたり、既存の石塔の傾き直しを行なったり、雑草対策を施工したりと、かなり盛りだくさんな現場となっております。

なにせ今回入らせてもらってる墓所、間口が4mに奥行が4m20㎝という広い区画で、しかも元から芝台付の尺角石塔が3基に、お地蔵様も含めた古石塔が6基も立っているというところなのです。

本格的なリフォームに手を付けようと思えば、かなりのボリュームになることはご理解いただけるかと存じます。

 

さて、前回までの記事では、巻石の解体据え直しを済ませ、古い石塔類の補修を行ない、新しい石塔を建てるためにカロート(納骨室)を据え付けた、というところまでご報告しておりました。

そこで今回はいよいよ、建墓の本体作業に入っていくことになるわけです。

この段階で現場はこのようになっております。

 

 

ここに新しく建てる石塔も、和型尺角の芝台付という大きなものになりますので、カロートもただ石棺を組んだだけではなく、がっちりとコンクリで固めて頑丈に作ってあります。

この上にまず、芝台を据えます。

芝台というのは、三段で一式となる和型石塔のさらに下に置かれる台のことです。

四個の石の部材で組むので、四ツ石とも呼ばれます。

この芝台を組みますと、その上に下台から順に石塔を組んでいくことになります。

カロートの手前にすぐ、既存の尺角石塔が見えていますが、ネックとなるのはこのように作業スペースが限られていることです。

特に尺角の下台となると相当の大きさですので、現場に入れることがまず大仕事になります。

ここで幸いだったのは、こちらの区画、参道に面していますので、正面にカニクレーンを設置し、既存石塔の頭を越える形で新規石塔の材料を置くことができたというところですね。

 

 

写真は芝台の上に下台を置こうとしているところです。

石を吊るクランプという道具にクレーンのフックがかかっているのがわかるかと思います。

よくご覧いただくと、下台の下に免震パッドも見えます。

いくら機械を使うといっても、尺角の下台サイズの石を既存石塔の頭上越しに吊るのは少し心臓に悪いですが、これが据わってしまえばあとはこちらのもの、上台・竿石と順々に置いていきます。

 

 

こちらの写真だと、免震パッドもよく確認していただけます。

この上に今度は上台が乗ることになります。

また、向かって左側には霊標が据えられます。

 

 

またピンボケ写真で申し訳ありません……。

ですがステンレスパイプを通して、いわゆる転倒防止施工がなされているのも確認していただけるかと思います。

写真右奥手に見えるのは、既存の石塔です。

霊標はこの石塔の間から覗くような場所に来ますので、細かくどういう位置に置き、どのような角度を付けるかなど、お施主さんに立ち合いを願って確認していただきました。

 

すべて出来上がったところはまた次以降の記事でご覧いただきます。

石塔、霊標と据えて、作業もだいぶ佳境に入ってまいりました。

稿を改め、次回は雑草対策施工などご報告いたします。