新規建墓とお墓のリフォーム工事③:五条西山共同墓地

先週からお伝えしている仕事の続きです。

弊社からほど近いお馴染み五条西山共同墓地にて、新規建墓を伴うお墓のリフォーム工事をさせていただいております。

ありがたいことです。

間口4m×奥行4.2mほどという大きな区画に、お地蔵様を含む古石塔が5基、芝台付の尺角石塔が3基並んでいるという非常に立派な墓所です。

工事内容につきましては、3基ある尺角石塔の後ろに、さらに新規で芝台付の和型尺角の石塔、および新規霊標を建てるほか、巻石のリフォーム、古石塔の傾き直し、雑草対策施工、参道のコンクリ補修など、盛りだくさんの現場です。

前回の記事では、巻石の解体据え直しを行なった、というところまでお伝えしました。

 

 

写真は、区画正面向かって右手前の角です。

巻石の傾きを直して復元しただけでなく、合口のところが簡単に緩んだりすることのないよう、新しくステンレスの補強金具で留めてあります。

その形状からL字金具と呼んでいるものです。

こちらの区画の巻石、裏がなく正面と左右の三方のみという変則型です。

で、4mという長さを一本の石で渡すのはちょっと厳しいので、正面・左右とも、二本継ぎになっています。

角の部分ではなく、延石が単純に接がれている部分は、L字ではない平らな金具を付けます。

 

 

というわけでこちらの区画の場合、L字金具が2組と平金具を3組使用することになります。

延石に継ぎがない普通の四角形の区画の場合は、L字金具を4組、くり階段の付いている区画は、階段左右にも金具を付けるので、L字金具を6組使うというのが通常の計算になります。

 

では続いて今度は新規石塔のための納骨室の施工に移ります。

手順そのものは、普段の新規建墓と大きな違いはありません。

まず、基礎下を支えるための杭を打ち込み、その上に基礎を準備します。

 

 

普段でしたら、納骨室の基礎にはメッシュ筋を使うことが多いのですが、こちらはやや地盤が緩かったことに加え、芝台付の尺角という大きな石塔になりますので、より太い鉄筋も組み合わせています。

そしてやはり、掘り方のサイズも単純に大きいですね。

ちょっと圧倒されるところがあります。

この上にカロート(納骨室)として、御影石の石棺をセメントで据えていきます。

 

 

こちらが、お骨が安置されることになるスペースです。

ただ御影石を組んだだけでなく、周囲もコンクリでガチガチに固めるという特別仕様の頑丈施工です。

どんな工事でも基礎や足元が肝心なのは言うまでもありませんが、尺角サイズとなるとなおさらです。

 

ちなみにこれを施工しているのは、区画の一番奥に当たるところです。

写真手前に見えているのは、既存の尺角石塔の背中側です。

いよいよ建墓となると、カロートの上に芝台を据え、そして3基並んだ尺角をかわして新規石塔の部材を送り込んでいく必要があるわけですが、そろそろ長くなってきましたのでまた稿を改め、続きは次回以降でご報告したいと思います。