新規建墓とお墓のリフォーム工事②:五条西山共同墓地

前回からお伝えしている工事の続きです。

場所は私どもの本社からほど近い、お馴染み五条西山共同墓地。

前の記事では、区画および工事内容のご紹介だけで終わってしまいましたが、間口が4m、奥行も4mあまりという非常に広い敷地に、芝台付の尺角石塔3基をはじめ、計8基の石塔が立っているという立派な墓所となります。

こちらの区画に、さらに新しい尺角の石塔、そして新しい霊標を設置しつつ、リフォームも行なうわけですから、なかなかのボリュームある作業となるわけです。

いずれにせよ、新規建墓というわけで、とてもありがたいことです。

一応当該の区画からおさらいしておきたいと思います。

このようなところです。

 

 

大きいだけでなく、家の歴史も感じさせる墓所です。

古い石塔を大事になさっているところには頭が下がる思いです。

さて、また工事内容をすべて列挙していたのでは、今回もそれだけで記事が終わってしまいかねませんので、早速作業に入っていきましょう。

今回、メインの工事はもちろん新規石塔を建てることなのですが、それは最後の方の段階でして、まずは巻石のリフォームに手を付けます。

 

こちらの区画、やや変則的なところで、巻石が正面と左右の三方のみに巻かれています。

これに傾き、緩みが確認されます。

上の写真でも、よくご覧いただくと、向かって右側の巻石が、正面の巻石より一段下がっているのが見て取れると思います。

三方の巻石を一旦すべて解体し、据え直すことになります。

 

 

というわけで巻石を解体していきます。

これは向かって右側を主に見たところですね。

4mという長さになると、さすがに一本の石で通すのは厳しいので、二本継ぎになっています。

正面もそうでしたね。

なお、この右側は本来埋めるべき長さに対して、石がやや寸足らずになっており、目地を太くとって帳尻を合わせるようなことになっていたので、今回はごく短い石を足して、目地を狭くすることにします。

三方いずれもこのように解体しましたら、次は打てるところには杭を打ち込んで、復元のための基礎の準備をします。

 

 

 

地盤はそれほどいいと言えない場所でしたので、基礎は重要です。

杭を打ち込んだ上に砕石も敷き、レール状に鉄筋を組んで基礎にします。

写真は区画の右手前を主に見たところです。

こちらが最も下がっている箇所でしたので、傾きを直すとなると、元の状態からかなり上がってくることになります。

今回、下の間知石(けんちいし)には手を触れないのですが、先に据え直した右巻石を見ると、下の石から比べてどれくらい上げなければならなかったか、よくわかります。

このラインに合わせ、すべての巻石を水平に据え直して固定すれば、巻石リフォームの段階は完了となります。

 

ここでひと区切りですので、また稿を改め、続けさせていただきたいと思います。