新しい巻石、石塔の工事③完成:押熊墓地

このところお伝えしている、押熊墓地での工事の続きです。

もともと何もなかった区画に、新しい巻石を据え、新しい石塔を建てる工事です。

新規巻石を伴う新規建墓というわけで、ありがたいことです。

これまでの記事では、巻石を設置し終わり、石塔を建てる前に地下の納骨室を据えた、というところまでご報告していました。

今回はメインの建墓作業となります。

 

こちらに建てさせていただくお墓は、芝台付のものです。

一般に和型の石塔は、「○○家之墓」のような文字が彫られる竿石を一番上にして、上台、下台という三段一式なのですが、近年はその下にもう一段付け加えることが多くなっています。

この台石のことを芝台と言います。

 

 

和型石塔の芝台は、写真をご覧いただいてもわかるように、四つの石からできているのが一般的です。

そのため、内側にはステンレスの金具を取り付け、個々の部材が簡単に離れたりしないように補強しています。

天端の内側四隅に載っている白いものは、このところお馴染みになってきました免震パッドです。

下台や上台の上で使うものは、普通に正方形をしているのですが、芝台は納骨スペースとして使用するために内側に空間があります。

それに合わせて、芝台用の免震パッドはL字型をしています。

 

後ろにキャタピラが見えている緑色の機械は、カニクレーンとも呼ばれるカートクレーンです。

この区画はこんな風にクレーンを横付けできたので、作業が随分助けられました。

 

 

写真は下台の上に上台を置こうかというところです。

クレーンのブームが回ってきているのがおわかりになるかと思います。

施工の写真を撮った後、すぐに上台を据えることができるように、石を吊っているところです。

こちらの免震パッドが正方形だというのも確認していただけますね。

 

 

石塔の前には拝石が一枚敷かれます。

上の写真はその基礎です。

クラッシャー(砕石)を敷いた上にメッシュ筋が重ねられています。

その手前、まだ白いヒモがかかった状態で置かれているのが拝石です。

縁取りを磨き、真ん中はバーナー加工で滑り止めを施してあります。

これを据えれば、セメントを使う作業はすべて済んだことになります。

次いで、これもお馴染みですが草の生えにくい土を施工します。

 

 

先ほどの写真では、石塔の下の大谷石の納骨室が見えていましたが、これは草の生えにくい土を敷く分の厚みを確保するため、土を少し掘り下げていたからです。

で、今度は草の生えにくい土ですが、これも表面は巻石の高さよりも少し下げて施工されています。

玉砂利を敷くためです。

というわけで最後に玉砂利を施工すると作業完了となります。

 

 

8寸角芝台付のきれいな和型石塔です。

きれいなシルエットです。

スマートな印象を受けますね。

無事に完成してよかったです。

押熊墓地での新規巻石および新規石塔の工事、これにて完成です。