供養檀の撤去工事②完成:五条西山共同墓地

前回からご報告している、供養檀の撤去工事の続きです。

前の記事では、現場をご案内した上で、供養檀とは何ぞやという話を始めたら長くなってしまって、実際の施工に入る前に終わってしまっていたのでした。

あらためて申しますと、現場の墓地は五条西山共同墓地。

わたくしどもの本社がある地域の近隣では最大規模の共同墓地ですね。

墓所はこのようなところでした。

 

 

区画の向かって右側、墓所内巻石が設置された中に、古い石塔の竿石や供養塔が並んでいる部分一式が、この記事で「供養檀」と呼んでいるものです。

今回はこの供養檀を撤去するのが主要な仕事ということになります。

撤去しっぱなしというわけではなく、後から五輪塔を建てさせていただく予定もあるというありがたい話です。

五輪塔の建立についてはあらためてご報告するとして、ひとまず今回は撤去の模様をお伝えします。

 

当然のことながら、まずは中に立っている石塔類を解体、搬出していくことになります。

古いものは竿石だけですし、供養塔も大きなサイズのものではないので、この作業はそれほど手間のかかるものではありません。

 

 

供養塔の下にはカロート(納骨室)も設置されていました。

しかし納骨室とは言っても、納められた袋の中身はお骨ではありません。

こちらの供養檀にお祀りされていた古い石塔類は全部で五つ。

リフォーム前のこの墓所に立っていた石塔が三基と、別の墓地にあった石塔が一基、霊標がひとつです。

それらの下にあった土を袋に入れて納めています。

お墓をリフォームしたり移動させたりという場合、そのお墓の魂を象徴するようなものとして、元あった場所の土を移動先に埋めるということをよくします。

これもそういった事例のひとつです。

この土は、五輪塔を建てる際にあらためてお祀りしますので、そのまま現場で保管します。

次いで、カロートと巻石を撤去します。

 

 

これで主要な作業はほぼ終了です。

撤去した一角は普通の土ですが、砂利をどけた下の土と質感が違うのは、草の生えにくい土との違いです。

もちろん五輪塔を建てる時に、草の生えにくい土も再施工することになります。

それまでは、普通の土の部分に雑草の種が飛んできて根を生やしては困りますので、シートで保護しておきます。

 

 

五輪塔の工事は三月に行なう予定ですが、その際にはこのシートをめくり、新しいカロートを据えるところから始めることになります。

それまではこの上にまた砂利を敷いておき、ひとまず撤去パートの作業は完了となります。

 

 

普段ですと、撤去の仕事には寂しさが付きものですが、この後にまた新規で建てる仕事ができると思うと、やはり気分が違いますね。

ともあれ五条西山共同墓地での供養檀の撤去工事、これにて完了です。