花立のリフォーム工事:五条西山共同墓地

墓地に立っている石塔には、たいてい花立が付いています。

和型でも洋型でも、最近のものは水鉢からは独立したタイプのもので、左右に一対置かれている場合が多いです。

一方、少し古い石塔ですと、「切り出し花立(切り出し水鉢)」といって、水鉢と花立が一体型になったものが多いです。

昔はこういったものも手作業で加工していたので、水鉢と花立を一気に作れた方が楽だったのだろうと思われます。

以前は、一個の石から手加工で切り出し水鉢を作れることが、職人としての基本的な腕の証明だったとも聞きます。

 

さて、今回取り上げる花立のリフォームという工事なんですが、独立型であると切り出しであるとを問わず、花を供える花筒部分にかかわるものです。

以前の主流は、ラッパ型ないしメガホン型とでも呼べる形のものでした。

花立の石に取付金具を施工し、その上に主にネジ式で金属の花筒を固定するというタイプのものです。

石から上に向かって、ラッパが飛び出ているようなイメージで、結構味のある形状です。

 

しかしこれ、経年劣化とともに、花筒本体に穴が開いたり、ネジが壊れて花筒が固定できなくなる、あるいは逆にネジ部分が固まってしまって花筒を取り外せなくなる、といういろんな弊害を生じてくるものでした。

特に花筒を取り外せなくなると、水を交換するにも、石ごと持ち上げなくてはならなくなり、非常に不便です。

そこで近年では、こういった古いタイプの花筒を外し、花立本体に穴を開けて、取り付けも取り外しも便利なステンレスの花筒を入れられるように、加工し直すことが増えています。

これが花立のリフォームと呼んでいるものです。

 

先日もお客様からのご用命を受け、五条西山共同墓地で花立のリフォーム工事を行ないました。

まずは写真をご覧いただきましょう。

 

 

 

花立のタイプとしては、水鉢と一体になった「切り出し型」のものです。

写真は既に施工完了したところですが、新しい花筒が入っている部分は、以前はラッパ型の花筒が取り付けられていました。

加工としてはまず、その花筒を取り外し、さらに石に直接取り付けられている土台の金具も取り去ります。

そしてボーリングの機械にかけまして、石に穴を開けます。

筒状に石をくり抜くわけです。

最後に、くり抜かれた穴に新しい花筒を入れ、元通り墓所に設置しますと、完成となります。

古い花筒と比べると、水の交換とかが格段にしやすくなるので、人気の工事ですね。

ステンレスの花筒は清潔感もあります。

古いお墓をお持ちの方で、花立に気になる点がある方は、是非ご相談ください。

五条西山共同墓地での花立リフォーム工事、これにて完成です。